高尿酸血症とは、血液中の尿酸が高い状態のことです。尿酸は、プリン体という物質からできた老廃物です。
血液中の尿酸が高いと、痛風の原因になります。痛風とは、尿酸の一部が結晶化して関節内にたまり、強い炎症を起こす病気です。典型的には足の親指の付け根に起こりやすいですが、足の関節や膝の関節など、その他の関節に症状が出ることもあります。
痛風の他に、腎臓・尿管結石などの原因になることもあります。
治療は、アルコールを控えたり、レバーなどのプリン体を多く含む食品を取り過ぎないようにすることが重要です。薬物療法が必要になることもあり、尿酸の合成を抑える薬や腎臓から尿酸の分泌を促す薬があります。外来で詳しくご説明致します。